耐震強度偽装問題で衆院国土交通委員会は7日、2回目の参考人質疑を行った。
出席したのは姉歯秀次一級建築士の偽装を最初に見破ったアトラス設計の渡辺朋幸社長ら3人。
渡辺社長は姉歯建築士らを集めて偽装の事実を突き付けた場面を詳述。同席したコンサルタント会社、総合経営研究所幹部の実名を挙げ、「総研が中心となって話し合いが進められた」と証言した。
姉歯建築士と総研の内河健所長は体調不良を理由に欠席。委員らは「社会正義に対する挑戦だ」と証人喚問を要求した。姉歯建築士について同委員会は証人喚問することで合意。日程などは8日に決定する。
渡辺社長が関与を指摘したのは総研の四ケ所猛チーフコンサルタント。四ケ所氏は昨年三月、渡辺社長から「図面と構造計算書を見比べて発見した」というビルの偽装について姉歯建築士らと一緒に指摘を受けた。
渡辺社長は協議の場面を振り返り、「四ケ所氏は『建築確認が下りたので問題ない』という感じだった」と具体的に説明。同検査機関の「イーホームズ」が見逃した足立区マンションの偽装も「すぐ偽装に気が付く内容だった」と指摘した。
渡辺社長は民間検査機関の日本ERIにも偽装を通報したが、同社の鈴木社長は「担当者は計算ミスだと思い上司に報告しなかった」と判断ミスがあったことを認めた。「計画的、組織的犯罪と気付けば良かった」と謝罪した。
警視庁と千葉、神奈川両県警は7日合同捜査本部を設置。社会的影響が大きく、耐震強度偽装問題を「合同捜査事件」に指定した。
2005年12月08日
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